小学校に入ると、いよいよ本格的な勉強がスタートします。もちろん、学校の授業も大切ですが、同時に取り組んでいきたいのが「自宅学習」です。 小学校1年生のうちから自宅学習で、コツコツ机に向かうことを習慣づけることで、学年が上がっても意欲的に勉強に向き合える と言われています。 とはいえ、 「自宅学習」はやり方を間違えると、子どものやる気を落としてしまう ことも…。 そこで今回は、自宅学習をスムーズに進めるためのコツを、教材に最適なドリルや絵本と合わせてご紹介していきます。. 自宅学習と聞いても、ピンとこない。「学校の授業だけではダメなの?」あるいは、「塾のほうがいいのでは?」と思うかたもいるのではないでしょうか。もちろん、学校の授業は大切ですし、塾にもメリットがあります。しかし、同時に自宅学習を習慣づけることも重要です。まずは、 自宅学習がどうしておすすめなのか。 その理由や、小学校1年生のうちから始めるメリットを解説します。. 自宅学習の最大の目的は、 「学習習慣」をつける ことです。小学校、中学、高校、大学…とこれから長い年月、勉強は続いていきます。そんななか、「学習習慣」が身についていないと「勉強が嫌い、苦痛」にもなりかねません。低学年のうちから毎日コツコツ机に向かう時間をつくっておくことで、勉強の習慣は身についていきます。さらに、自発的に学習ができるようになれば、「自分で考える力」や「問題を解決する力」も身につき、今後の勉強はもちろん、受験や就職後の生活にも生かされていきます。. 勉強についていくためには、 「塾に通わせたほうがいいのだろうか」 と迷うかたもいるのではないでしょうか。その際にネックになってくるのが、経済的な負担です。塾や学習教室などに通うと、月に10,円以上の費用がかかることは少なくありません。一方「自宅学習」は、基本的には市販のドリル代などにかかる費用のみ。 塾やお稽古に通うよりも、安くおさえられる ことも「自宅学習」のメリットです。. 自宅学習は、 「自分のペース」で勉強ができる ことも大きなメリットです。というのも、塾や学習教室などの場合、自分が理解したかどうかに関係なく授業が進んでしまい、置いていかれてしまうことも。また、わからないことがあっても先生に質問ができないというお子さんも少なくないようです。その点、自宅学習ならば、自分が納得できてから次へ進むことができますし、家族にならわからないことも気軽に聞けます。また、 子どもの体調や都合に合わせて、勉強内容や時間を変更ができる のも自宅学習ならではです。. いざ、「自宅学習」を始めようと思っても、 「机に向かってくれない」「すぐに飽きてしまう」 といった状況に直面してしまうことも。そんなときに大事になってくるのが、 親の関わり方やサポート です。子どもに、やる気になってもらうためにはどうすればいいのか。ここでは、 4つの 具体的なポイントをご紹介します。. 小学校1年生の子どもにとって、自らの意思で学習習慣をつけることは簡単ではありません。だからこそ、親が寄り添ってあげながら、 親子で一緒に勉強する ことが大切です。親はそばで見守り、子どもから質問があれば答えてあげましょう。その際、すぐ答えを教えるのではなく、 答えにたどり着くためのヒントを教えてあげる といいでしょう。「疑問に答えてくれる」「ヒントをくれる」ことへの感謝や敬意の気持ちから、親子間の信頼関係も深めることができます。. 低学年のうちは、 リビングなど親の目が行き届く場所で学習する ことがおすすめです。親も寄り添ってあげやすくなりますし、子どもも質問がしやすくなります。ただし、テレビがついていたり、まわりにおやつ、ゲーム機やおもちゃなどがあったりすると、子どもは気が散って集中ができません。勉強するときは、 必要のないものは目につかないところへ片づけ て、学習に集中できる環境を整えてあげましょう。. 小学校1年生の集中力が続くのは、 10分程度 と 言われているので、自宅学習も 「学年×10分前後」 を目安にするといいでしょう。長く続けても、気が散ってしまったり、飽きてしまいます。また、その状態で無理に続ければ、勉強に対してマイナスな感情が芽生えてしまうことも。自宅学習は、 気持ちが集中する時間内で終わるせることも重要 です。そして、意識したいのは、 1日 たくさんやることより毎日の継続です。短時間でいいので、毎日コツコツ続けることで、学習習慣が身についていきます。. 子どもが、勉強し終えたら「今日も、がんばったね」「上手になったね」など、 ささやかなことでもいいので褒めて あげましょう。褒められたことで、「勉強は楽しい」「褒めてもらいたいから、勉強したい」という気持ちが沸き、それらは勉強意欲や自信につながります。反対に間違いを強く指摘したり、できないことを責めたりすると「叱られたくない」という思いが強く残り、勉強が嫌いになってしまうことも。失敗したときも、「次はできるよ」「大丈夫だよ」と、 前向きな言葉で励ますことが大事 です。. 学習習慣を定着するためにもっとも必要なのは、 「勉強が楽しい」と思う気持ち です。楽しいと思えれば、次の日もやりたくなります。逆に、「勉強は嫌なこと」「つまらない」という気持ちが芽生えてしまうと、机に向かうことができません。「楽しい」「もっとやりたい」と思ってもらうために、次に紹介するひと工夫を取り入れてみましょう。. 勉強をはじめるとき、 「好きな科目」と「苦手な科目」どちらを先にやるべき? と迷うかたもいるのではないでしょうか。この場合、ぜひ 「好きな科目」から はじめましょう。というのも、「勉強は楽しい」という気持ちを後押ししてくれるのは、「できた!」という達成感や自信です。もし、苦手な科目を先にやってしまい、できなかったり間違えが多くあったりすると、達成感が味わえず、やる気が下がってしまいます。まずは、「好きな科目」からはじめて、 やる気を引き出す ことが大切です。. ふつうに机に向かうだけでは、やる気がでなかったり、飽きてしまうこともあります。そこで、ちょっとしたゲーム感覚で楽しみながら勉強ができる工夫をするといいでしょう。例えば、 「〇分以内に〇問を解く」など、あえて制限時間を決める のもおすすめです。やる気に火がつくことはもちろん、「クリアできた!」という、 まるでゲームを攻略したような達成感 を味わいやすくなります。また、 音や動画などが豊富に使われている「タブレット学習」 なども、紙の教材では得られない楽しさがあり、モチベーションアップにつながります。. 小学校1年生が自宅学習でやるべき勉強は、 「読み・書き・計算」 が中心です。 「読み」 は、声を出して文章を読むこと。教科書の文章がスラスラと読めるように、繰り返し音読を練習しましょう。 「書き」 は、ひらがな、カタカナ、習った漢字を書くこと。バランスよくスムーズに書けることを目指します。また、書くことによって、鉛筆の使い方や、字を書くために必要な指の力を養うこともできます。 「計算」 は、足し算、引き算。単に問題を解くだけでなく、「増える・減る・足す・引く」それぞれの意味を理解することや「速く、正確にできる」ことも大事です。. 自宅学習をスムーズに進めるためにそろえたいのが、ドリルや絵本など教材です。まだ勉強に慣れていない小学1年生は、無理のなく解ける内容から始めましょう。そして、 「楽しい!」と思って取り組めること、「明日もやりたい!」と思える工夫があるもの がおすすめ。ここでは、小学1年生にぴったりの 12冊をピックアップしました。. 物語、説明文、詩などの読み取り、問題に答えていくドリル。無理のない量の問題数で構成された 1枚を 、毎日「やりきる」ことで自信をつけることができます。やる気アップにつながる「できたよシール」も付属 。1回 終わるごとに、シールを台紙に貼っていけば、毎日のがんばりを目で認識できるので勉強の励みに! さらに、専用の 「勉強管理アプリ」 に時間や点数を記録 していけば、成績のグラフ化も可能です。アプリには、 内容に合わせて賞状やメダルがもらえたり、勉強をがんばるとキャラクターが育ったりする 仕組みも搭載。やるごとに楽しみや達成感を味わうことができます。. 小学1年生の自宅学習は長い時間やるよりも、 短い時間でいいので毎日続けることが大事 です。このドリルの1日分は、たった 5分 で解ける問題数。 「毎日ちょっとずつ勉強」を習慣づける のに、ぴったり です。ドリルは表と裏が1回分になっていて、表面にある問題用の文章は、どれもサクッと読める長さ。集中力を切らすことなく最後まで読めるので、設問にもスムーズに取り組むことができます。裏面は、表の文章で出てきた漢字を復習ができる仕様に。 1回分はあっという間に終わる量ですが、 コツコツ積み重ねることで、説明を読み取る力、要点を捉える力などを鍛えることができます。. イラストに合った正しい「ことば」を選んだり、間違いを探したりするページ、 「は」「を」「へ」などの使い方を覚えるページ、イラストを見ながら「だれが、だれに、何を、どうする」などを書いていくページなど、 さまざまな展開で「言葉のきまり」を覚えていく ドリル。言葉の知識や語彙が増えていくことはもちろん、作文や記述問題に役立つ「書く力」や、文章の読解に役立つ「読む力」も伸びていきます。無理のない量の問題数で構成されていることもポイント。 「1日1枚」を 「やりきる」ことができるので、達成感や自信につながります。. ドラゴンがたくさん登場する「カッコよさ」を追及した「ドラゴンドリル」シリーズの 計算ドリル。5までの数の練習からはじまり、スモールステップで進みながら、 までの数の足し算 ・引き算まで無理なく覚えることができます。 問題を解くごとに得られる大きなキラキラシール が日々の勉強のモチベーションに! シールを貼っていくと、カッコいいドラゴンのイラストが完成していくので、どんどん進めたくなります。 魔法書やダンジョンをモチーフにしたページのデザイン も魅力。 めくるだけでワクワクする仕掛け がいっぱいで、楽しみながら勉強ができます。. 反復学習で基礎力の向上を目指す 「陰山メソッド」 を確立し脚光を浴びた、陰山英雄先生監修の「早ね早おき朝5分ドリル」シリーズ。朝の短い時間でも取り組めるように、1日分はたった5分。毎日コツコツ続けやすく、続けることで基礎力を定着することができます。各ページに例題がついているところもポイント。解き方をきちんと把握できるので、スムーズに取り組むことができます。 1回終わるごとに達成シールをシートに貼っていきましょう。どこまで進んだかがわかると、子ども のやる気も上向きに。. 小学校3年生のときから、学校へ行けなくなってしまった息子をもつ作者が、当時の息子の言葉を元に、息子と一緒につくった絵本。ある日学校に行けなくなった、りおくん。でも、「本当は学校に行きたい。みんながふつうにできていることを僕もやりたい…」そんな思いを抱いています。学校に通えなかった子が、まわりの協力を得て、少しずつ学校で過ごす時間を増やしていく姿が描かれていく1冊。 主人公やまわりの人の気持ちを考えたり、理解する力もついていきます。. パソコンやタブレットなどを使って問題を解いたり、解説を聞いたりできる学研の 「ニューコース学習システム」 も、楽しく学べる教材のひとつです。「ニューコース学習システム」は、 創業70年余、学校現場に寄り添った教材の開発を行ってきた学研が、そのノウハウを生かして開発した教材。 学校や自治体などでも活用されていますが、自宅学習の教材としてもぴったりです! 児童でも操作しやすい画面設計なので子ども一人でも学習ができますし、ドリルは1単元5~10分ほどで回答できる内容なので、朝の短い時間でも効率的に勉強に取り組めます。. なかには、自宅学習は「高学年なってからでいい」と思うかたも、いるかもしれません。しかし、 自宅学習は低学年のうちに身に着けておくことがとても重要 です。高学年になると、勉強内容が難しくなったり、勉強以外のやりたいことが増えてきます。そういったなかでの習慣づけは、ハードルが上がってしまうからです。. 入学したばかりで、まだ内容が難しくない小学1年生のときこそ、習慣づける最大のチャンス。 短い時間でもいいので、毎日机に向かうクセをつけていきましょう。. あわせて読みたい 小学生. 学研のこどもアプリ 学研のこども向けアプリのご紹介です。ドラゴンドリル、お金教育、かず、知育、英語、ひらがな、カタカナ、時計など幼児~小学生の学習にピッタリのアプリが大集合。人気の書籍や雑誌から生まれたアプリもたくさんあります。. マナビスタについて マナビスタは学研グループの家庭学習応援サイトです。 もっと見る.
小学生のゲームはやり方が大事!親子ともにストレスのない「守れるルール」を決めよう
小学1年生の自宅学習のコツ! 勉強を好きになる絵本・ドリル12選 | Gakken家庭学習応援プロジェクト マナビスタ 肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも ヨンデミーは、AI ヨンデミー先生のサポートとゲーム感覚で楽しめるアプリによって、子どもが読書にハマるオンライン習い事。 1日3分のミニレッスンから始まる読書習慣 第36回 言葉よりも先に手が出る子 | 通常学級での特別支援教育 | みつむら web magazine | 光村図書出版ヨンデミーの提案 そして幅広く読もう!. 私の職場に,毎日トイレの掃除をしてくださる方がおられます。たまに掃除中にトイレに行くことがありますが,「入ってもいいですか。」と声をかけると,いつも「いいですよ。どうぞ,どうぞ。」という声がかえってきます。明らかに掃除のじゃまなのに,気持ちよく対応してくださいます。時には,「床がぬれとるよ。すべらんようにね。」という声もかえってきて,こちらが恐縮してしまうほどです。 別の機会にあるスーパーのトイレを利用したときのことです。入り口に「清掃中」の看板が立ててありました。中をのぞくと掃除は終わっている様子で,どうしても我慢できず,「入ってもいいですか。」と声をかけました。すると,返ってきたのは「看板が見えんのん?」の冷たい一言。確かに悪いのは私。でも,その冷たい言葉の響きに,ショックを受けてしまいました。 同じような状況の中でのまさしく対照的な二つのできごとです。 職場のトイレ掃除をしてくださる方は,汗びっしょりになって掃除をされていて,トイレを出るとき,私は,「ありがとうございます。」という言葉が自然に出ます。そして,汚さないようにきれいに使おうと思います。 トイレだけでなく,利用する者の心まで磨いてくださるすてきな方だと思います。. 実際に走り方を指導していただいた後,質問タイムがありました。 6年生の児童が,「失敗した時,どうしていますか。」という質問をしました。すると,「大きな失敗は,オリンピックの時に転んだことだった。気が付いたら,空が見えていた。そして,予選落ちしてしまった。その時にとても落ち込んだが,ふと,よく読んでいた漫画の主人公のことを思い出した。どの漫画の主人公にも必ずピンチが訪れる。そして,ピンチを脱出できている。だから,自分もこの後結果を出したら,とてもかっこいいストーリーになるのではないか。こう思い直して頑張ることができた。」という内容の答えが返ってきました。 誰にでも失敗はあります。それを自分なりの方法で乗り越えてきた為末さんのお話は,子どもたちだけでなく,聞いていたみんなの心に響きました。失敗の乗り越え方は人それぞれです。子どもたちは為末さんからいいヒントをもらうことができました。. それでも、準備・部活・勉強と上手く時間をやり繰りし、 たった5分ほどの発表に全力で練習を重ねる生徒たち・・・。 最近は、「一生懸命に何かをすること」を恥ずかしいと感じている子どもが 増えたように思っていましたが、「何事にも全力」で頑張っている子ども達が たくさんいるのだなと改めて考えさせられました。 まさに『青春』ですね。 帰ってきた娘によると、あのクラスは優勝したのだとか。 「先輩すごかった~! 明日は土曜日。仕事を終えた私は,自宅に帰るための広島市内の停留所からの高速バスに乗り込み,ほっとした気持ちで外を眺めていた。 ふと,バスの通路を隔てた隣の席を見ると,小学校3・4年生くらいの女の子が,窓越しに母親らしき女性に手を振っている。女の子の横の席には,ふくらんだリュックが置いてある。私は,きっと泊りがけで,おじいちゃん,おばあちゃんの家にいくのだろうと思った。 広島駅前のバス停で,両手に重そうな買い物袋をもった中年の女性がバスに乗ってきた。その女性は買い物袋を体の前後に持ち,狭い通路を進みながら空いている席を探している。車内は,横の席に荷物を置き2つの席を使っている人が多く,ほとんど空いていない。私も2つの席を使っている一人だった。私は横の席を空けるため,荷物をひざの上に置こうとしたとき,あの女の子がその女性に向かって「ここ空いています」と小さな声で言いながら手招きしているのである。思わず,私はひざの上に置こうとしていた荷物をまた,横の席におき,女性がどこの席につくのか気になりつつ,また外を眺めるふりをした。しばらくすると「ありがとね」の女性の声。「いいえ,どういたしまして」と女の子の声。その後は,通路を隔てた隣の席から,私にかすかに聞こえる程度の2人の楽しそうな話し声が続いていた。家族のこと,学校のこと,勉強のこと・・・・。しばらく私は隣の席から聞こえてくる会話を楽しみ,その後は眠気に負けしばし休憩。 我が家の近くのバス停を知らせるアナウンスが聞こえ,目が覚めた。隣では,まだ2人の楽しそうな会話が聞こえてくる。バスを降りるため席を立ち,隣の席に目をやると。女性が買ったのであろうパンを2人が分け合って美味しそうに食べていた。女の子の小さな親切が小さなバスハイキングに発展していたのだ。 私はバスを降り,我が家に向かいながらこんなことを考えていた。あの女の子は,おじいちゃん,おばあちゃんにバスの中で出会った女性のことをどんな顔でどんな話をするのだろうか,おじいちゃん,おばあちゃんが孫のための作った御馳走をどれだけ食べられるのだろうか・・・。明日からの休みはきっといいことがありそうだ。.
ゲームのルールは親ではなく子どもが決める
「こども若者☆いけんぷらす」などによりこどもの声を政策に反映させる取り組みを始めており、今秋には、こども大綱策定に 小学校に入ると、いよいよ本格的な勉強がスタートします。もちろん、学校の授業も大切ですが、同時に取り組んでいきたいのが「自宅学習」です。 肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも こども家庭庁では年4月から.年齢 :40代性別 :男性 職業 :公務員 住所:安芸高田市 それは私が小学校5年生の時だった。卒業式当日、私に卒業生を会場に案内する役目が与えられた。少し重い気分で、仲の良かった6年生や苦手だった6年生の顔を思い浮かべながら体育館から教室に向かった。 教室の前まで来ると入り口は閉まっており、入りづらかったが、思い切って入り口を開けた。「準備ができました。会場へどうぞ・・・」と言うと、一瞬の間。 何か間違ったことを言ったのかと躊躇したその時、担任の先生が「じゃあ・・・行こうか!」と呼びかけると、6年生のみんなが笑顔で「はい!」と応えた。小さくも大きくもない声だった。 涙が出そうだった。いろいろなことを思い出した。少し大人びた卒業生はどの顔も清清しく、まぶしかった。こんなふうに自分も卒業の日を迎えたいと感じた。 あれから35年以上がたった今でも、あの時のまぶしい6年生教室が忘れられない。. 最近,わたしが感動した出来事を紹介します。 わたしの母と孫にまつわる出来事です。 わたしの母と1歳8か月になる孫はとっても仲良しです。先日も一緒に実家近くの児童公園に遊びに行きました。孫は「ブランコ遊び」が大好きです。さっそくブランコめざして走っていきました。そこには先客がいました。二つあるブランコに二人の兄弟がそれぞれ立って勢いよく漕いでいたそうです。小学校一年生くらいの弟と,四年生くらいのお兄ちゃんだったそうですが,孫がこちらをめざして走って来るのを見つけると,お兄ちゃんはブランコを漕ぐのをやめて,孫に「はい,どうぞ。」と譲ってくれたのです。孫は嬉しそうにブランコに座り,漕ぎ始めました。母は(漕いであげよう。)と,後ろに回って背中を押そうとしました。しかし,孫は自分で漕ぎたかったようで,後ろを見て『やめて。』という視線を送ったので,母はやめて様子を見ることにしました。 すると,その様子を見ていた弟の方が,ゆっくりと手本を示すように漕いで見せたそうです。孫はそれが分かったのか,一生懸命にまねて漕ぎ始め,上手に遊べるようになったのが嬉しくて,意気揚々とした様子だったそうです。 ところが,孫が勢いよくブランコを降りた途端に勢い余って前に転び,膝小僧を擦りむいてしまいました。それを見たお兄ちゃんは,猛スピードで走り去ったかと思うと,手に絆創膏を持って戻ってきました。そして,孫の膝にやさしく絆創膏を貼ってくれたそうです。 孫はまだうまくしゃべれませんが,嬉しそうに,何度も何度もお辞儀をして,「ありがとう。」の気持ちを表したそうです。 別れるときに,男の子の兄弟は孫に向かって,「またブランコで遊ぼうね。」と優しく声をかけ,姿が見えなくなるまでずっと手を振ってくれたそうです。 帰るとすぐに母は,児童公園での出来事をわたしに話すと,「あのやさしい兄弟に出会えて,心から感動したよ。あの兄弟のことを,この子もきっとずっと憶えているじゃろうね。」と, 孫の頭を撫でながら話しました。 この話を聞いたわたしも感動して,しみじみ心が温かくなりました。. 簡単な本や偏った本ばかり 読むように……. 学習習慣を定着するためにもっとも必要なのは、 「勉強が楽しい」と思う気持ち です。楽しいと思えれば、次の日もやりたくなります。逆に、「勉強は嫌なこと」「つまらない」という気持ちが芽生えてしまうと、机に向かうことができません。「楽しい」「もっとやりたい」と思ってもらうために、次に紹介するひと工夫を取り入れてみましょう。. 通常学級での特別支援教育 年7月22日 更新 通常学級での特別支援教育 第38回 川上 康則 東京都立矢口特別支援学校主任教諭 授業に役立つ 先生向け 保護者向け 特別支援教育. 佐藤つぐみ NPO熊本県有機農業研究会 カマ×学校 むねとうじゅんこ 鈴木里英子 柴田清実 cafe どんぐりの木 久家勢智夫 HARUHI base NPO法人キラリ 松下隼司 越知雅子 栗栖幸夫 Circle of Life 北海道 志賀ユミ ゆりこ 木下真理子 夢みるオトナたちin松江 今井智子 伏見瑞季 伊藤拓也 ひらきたかえ 栄養素のチカラ 岡谷庸子 みうらまみこ りさなおきさえ 梅野千枝子 高野ななみ NPO法人チーム東松山 はなびわ 学校法人みのり学園 名古屋フロンティアLC 塚原敬子 江川貴子 古川久美子 岩下恭子 野上秀史 林田澄惠 高橋千枝 むすびば はだのわ上映実行委員会 イグチヨシコ ミネラルハート出水与論メンバー 鳥谷部愛 廣中喜代枝 旬彩工房 工藤仁 小池磨希 夢みるプロジェクト静岡 荒毛正浩 はた 長崎こたつみかん Carpe Diem Six 齊藤弘久 藤井秀規 笠岡『夢みる小学校』上映実行委員会 松本晴惠 NPOエレファントスピリット neoseed 中嶋秀一 ゆるゆRaw 西村明美 オホーツク子どもの夢みらい応援PJ tetote大分 タチバナユウコ 不登校に道をつける会 山口 川崎市宮前区夢みるPTAS 夢みる小学校せんだい自主上映会 こどもにやさしいまち松戸CP実行委員会 夢みる足相プロジェクトチーム すてきなイベント屋さんえんしあ NPO法人くさつ未来プロジェクト あがりんて〜ら〜withhappy. 広島県教育委員会 〒 広島市中区基町9番42号 Tel:(県庁代表). 自宅学習の最大の目的は、 「学習習慣」をつける ことです。小学校、中学、高校、大学…とこれから長い年月、勉強は続いていきます。そんななか、「学習習慣」が身についていないと「勉強が嫌い、苦痛」にもなりかねません。低学年のうちから毎日コツコツ机に向かう時間をつくっておくことで、勉強の習慣は身についていきます。さらに、自発的に学習ができるようになれば、「自分で考える力」や「問題を解決する力」も身につき、今後の勉強はもちろん、受験や就職後の生活にも生かされていきます。. 日曜日の昼下がりのことでした。 中電前の電停で見かけたできごとです。 白い杖を持たれた目の不自由な中年女性の方が,市電の上りと下りの電停のちょうど真ん中あたりの横断歩道の上でまごついておられるような様子でした。 信号も点滅しはじめたとき,すれ違った老夫婦が 「どっちへいくんの?駅?じゃぁこっちじゃ」 と手を引いて駅方面の電停まで来られ,赤に変わった横断歩道を急いで渡って去っていかれました。 次に,電停にいた中年の夫婦が,その女性に 「そんなに前によったら電車にはねられるけ,もうちょっと下がりんさい。次の電車が駅行きなんじゃけど,私ら己斐じゃけぇねぇ・・・」 と後ろに押しやったところで, 「わたしら駅へ行くけぇ,一緒に乗るわぁ」 と若いカップルの声。 それぞれかけた言葉はちょっと荒っぽかったような気もするけど,心温まる世代を超えた善意のリレー,まだまだ世の中捨てたものじゃないですね。. 道徳教育推進2-人材・体制づくり(H18~H20) 心の元気を育てる道徳教育推進リーダー養成事業. 授業に役立つ 先生向け 保護者向け 特別支援教育. 子どもたちの表情がみんなイキイキとしていて、それを眺めているだけで涙が出てきちゃうような幸せが溢れている場所。 「本当の教育」ってこういうものなんだろうなって。 何もないところから、木を切り、種から食べ物を育てた経験がある、というのは「生きる力」になっていくのだろうな。 「生きるための教育」というのが今の教育には欠けているのかもしれない。 こんなふうに子どもたちを信じて見守れるおとなに私もなりたいです。 是非お時間を作って「夢みる小学校」を見に行ってみてください。 自分が映画の中の子どもになって、「小学生になってそこにいるような感覚」になりますよ。. お問い合わせ メール info yondemy. 僕は中学3年生です。2月4日(火曜日)選抜(1)の受検に行きました。とても,大変だったけど,感動した出来事がありました。次の日,学校に行き,先生に話したら,すごく感動的な話なので県の教育委員会に「心に響くちょっといいはなし」というコーナーがあるから投稿してみたら,と言われたので書き込みます。 朝,広島駅で広島港行きの電車に乗った。乗り場は混んでいて,人混みに追われるように広島港行きの電車に乗った。僕は中電前で降りるつもりだった。電車の中で張り紙を見て停車する電停を確認していると,車内放送で停車駅が,段原とアナウンスがあり路線を間違えて違う電車に乗ってしまったことに気づいた。あわてて運転手さんに,中電前に行きたいと伝えると運転手さんは,次の的場で降りること,そこには電停が二つあることを教えてくださった。 的場で降りてその電停におられた方に広島港行きで中電前に止まる電停を教えてもらった。僕は教えてもらった電停へ行き,そこにおられた方に中電前に止まりますかと聞いた。 その方は,どうしたのかと聞いてくださった。僕は泣きながら,「受検で高校に行く途中なのですが電車を間違えてしまった。」と言った。 その方は「ついておいで。」と言われ一緒に電車に乗り八丁堀で降りた。そして,タクシーを止め,タクシーの運転手さんに1000円札を出し,「この子を国泰寺高校まで連れて行ってくれ」と伝え,僕に「頑張ってね」といって去っていった。僕は何がなんだか分からなくなっていて,お礼も言えないままにタクシーに乗った。 集合10分前に着いた。間に合った。電車の運転手さん,電停を教えて下さった方,そして八丁堀まで連れて行き,タクシーに乗せて頂いた方,そしてタクシーの運転手さん。みなさんの温かい配慮に感謝の気持ちでいっぱいです。. 小学校1年生が自宅学習でやるべき勉強は、 「読み・書き・計算」 が中心です。 「読み」 は、声を出して文章を読むこと。教科書の文章がスラスラと読めるように、繰り返し音読を練習しましょう。 「書き」 は、ひらがな、カタカナ、習った漢字を書くこと。バランスよくスムーズに書けることを目指します。また、書くことによって、鉛筆の使い方や、字を書くために必要な指の力を養うこともできます。 「計算」 は、足し算、引き算。単に問題を解くだけでなく、「増える・減る・足す・引く」それぞれの意味を理解することや「速く、正確にできる」ことも大事です。. たのしく習えば、 読書はハマる!. 小学生の僕は「多動児」でした。 (診断された訳じゃないけどね) 図工にしか興味がないから、つまらない 他の教科の授業に座ってらんない。 教科書も机も床まで落書きだらけでした。 この映画は「多動児」で「劣等生」の 僕が作った映画です。 というか、劣等生だからできた映画かもしれない。. 通常学級での特別支援教育 第36回. 川上康則(かわかみ・やすのり) 年、東京都生まれ。東京都立矢口特別支援学校主任教諭。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。立教大学卒業、筑波大学大学院修了。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援にも携わる。著書に、『通常の学級の特別支援教育 ライブ講義 発達につまずきがある子どもの輝かせ方』(明治図書出版)、『こんなときどうする? ストーリーでわかる特別支援教育の実践』(学研プラス)など。. 朝,通勤電車での出来事です。 私が通勤で利用する山陽本線には広島中・高等学校の生徒が多く乗車しており,いつも熱心に学習している姿を見て,たのもしく思っています。 制服からすると広島中学校の生徒ですが,通路で,もどしてしまいました。本人は突然の出来事に呆然としておりましたが,周囲の乗客も,どうしてよいものか,とまどっておりました。私はとりあえず,読みかけの新聞を床の汚物にかけ,本人に残りの新聞紙で手を拭くように勧めました。他の乗客もティッシュなどを渡しましたが,床の汚物を処理するにはちゅうちょしておりました。 すると,広島高校の女子生徒数名が駆け寄り,先ほどの新聞紙で床を拭き始めました。私は,汚物を当然のように,さっと拭き清めて,片づけていく彼女たちに,とてもびっくりしました。 中学生も救われた気分になったでしょう。 私も朝から,とてもすがすがしい気持ちになれました。. 登録前に、ヨンデミーのワクワク感のわかる オリジナル紙芝居(読み聞かせ音声付き)で お子さんのご様子をご覧ください! もしお子さんが楽しんでいれば、 そのまま無料体験へと進んでいただけます!. Yondemyは「日本中の子どもたちへ、豊かな読書体験を届ける」ために立ち上がりました。 深刻化する「子どもの読書離れ」という課題を解決したい。 学校で読書を教えてくれないために、子どもの読書が保護者さんの大きな悩みや負担のタネになってしまっている現状を変えたい。 一生を支えてくれる「学びの手段としての読書」という武器を、日本中の子どもたちへ配りたい。 そんな思いで、「どうすれば子どもが読書に夢中になるのか」という問いに正面から向き合っています。. 私の職場に,毎日トイレの掃除をしてくださる方がおられます。たまに掃除中にトイレに行くことがありますが,「入ってもいいですか。」と声をかけると,いつも「いいですよ。どうぞ,どうぞ。」という声がかえってきます。明らかに掃除のじゃまなのに,気持ちよく対応してくださいます。時には,「床がぬれとるよ。すべらんようにね。」という声もかえってきて,こちらが恐縮してしまうほどです。 別の機会にあるスーパーのトイレを利用したときのことです。入り口に「清掃中」の看板が立ててありました。中をのぞくと掃除は終わっている様子で,どうしても我慢できず,「入ってもいいですか。」と声をかけました。すると,返ってきたのは「看板が見えんのん?」の冷たい一言。確かに悪いのは私。でも,その冷たい言葉の響きに,ショックを受けてしまいました。 同じような状況の中でのまさしく対照的な二つのできごとです。 職場のトイレ掃除をしてくださる方は,汗びっしょりになって掃除をされていて,トイレを出るとき,私は,「ありがとうございます。」という言葉が自然に出ます。そして,汚さないようにきれいに使おうと思います。 トイレだけでなく,利用する者の心まで磨いてくださるすてきな方だと思います。. 子どもの世界を広げてあげられる教育こそ、子どもの可能性を伸ばす教育だと思います。 「日本中の子どもたちに豊かな読書体験を届ける」ことによって、日本中の子ども一人ひとりが自分の可能性を正しい努力で伸ばしていけることになる。 つまり、 「努力が報われる世界を創る」 ことに繋がる。私はそう信じています。. 加藤博校長と まるちゃん @シネスイッチ銀座.